コージーインテリア
水平垂直の直線基調の建築的なインテリア。ダッシュボードは、センターコンソールが手前に、左右は外に行くにしたがって奥に引っ込み、操作性と広々感を両立。トリムが木目「調」なのは残念。 |
さてそのインテリアは、英国流に「コージー」ともいえる落ち着け寛げる空間。アルパカとエボニーの2トーンカラーも、フロントウィンドウへの写りこみを防ぎながら室内を明るくする。ダッシュボードはランドーローバー流の垂直水平を基本とした、建築的なデザインだ。プランヴューで見れば、センターコンソールが手前に寄せられ、左右ダッシュボードは外に行くにしたがって奥に引っ込み、操作性と広々感を両立させている。
後席は特に左右方向が広く、三人がけも楽々。ステップドルーフで、ヘッドクリアランスも十分。 |
本革シートやナビやハイファイオーディオ、パノラミックサンルーフも用意され、リラックスできる豪華さはある。しかしトリムは兄貴達のような「本」木目ではなく、実は木目「調」。この辺りはランドローバーのイメージや390~530万円という価格帯を考えると、「本」木目にしたい所だ。
パノラミック・サンルーフも開放感を助ける。明るいインテリだ。 |
乗り心地もコージー。SUVというよりセダン。セダンというより英国流サルーンといった雰囲気。静粛性も高く、4WD特有のゴロゴロ感もなく、快適な乗り心地。ランドローバー独自開発のHDC(ヒル・ディセント・コントロール)は、急な下り坂でも低速をキープするシステム。悪路はともかく、街中で使うの?と思っていたが、都心の立体駐車場の坂道を下るときにも活躍。一速でもずっと降るとスピードが上がってしまうような状況でも、HDCなら低速をキープ。便利だ。
5人がけで755L、2人がけなら幅1000mm、奥行き1570mm、1670Lのラゲッジスペースが出現する。 |
アイポイントが高く、広い室内。どこまでも入ってどこまでも行ける走破性、冒険のイメージ。セダンでは味わえないこれらの非日常「ハレ」のイメージを持つ多くのSUVの中で、サルーンの乗り心地とコージーなインテリアをランドローバーとしては手頃な価格で提供してくれるのが、フリーランダー2なのだ。
SUVの非日常性とサルーンの乗り心地、雰囲気、快適性を備えたのが、フリーランダー2なのだ。 |
(写真・文 松本明彦)
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