輸入車/注目の輸入車試乗レポート

圧倒的な存在感 ローゼマイヤー

圧倒的な存在感のアウディ ローゼマイヤー。実はこのコンセプトカーのデザインテーマは、その後のアウディ量産車に引き継がれているのだ。

執筆者:松本 明彦


オラオラ顔

アウディ フォーラム東京では、現在ローゼマイヤーを展示中だ。

東京都渋谷区の明治通り沿いにオープンした、アウディのブランドショールーム、アウディ フォーラム東京。ここにアウディ ローゼマイヤーが期間限定で展示中ということで取材に出かけた。ローゼマイヤーは、2000年6月、ドイツ・ウォルフスブルグのアウトシュタット、アウディ パビリオンのオープニングセレモニーで初めて公開されたコンセプトカーだ。

つや消しのアルミニウムボディ。プレーンバックスタイル。

写真でも伝わるその圧倒的な存在感は、実車ではそれ以上。まずそのにらみを利かした「オラオラ顔」が迫力だ。薄目を開けたセミリトラクタブルのヘッドライト、1930年代にモータースポーツシーンを席巻したレーシングカー、アウトウニオン「シルバーアロー」を彷彿とさせる大きく開いた口(グリル)、十分なサイズと盛り上がり張り出したフェンダーアーチ、マットなつや消しアルミニウムボディがその迫力の理由だ。

にらみを利かし薄目を開け、大きく口を開けた「オラオラ顔」が迫力!

そのグリルのテーマは、1930年代のレーシングカー、アウトウニオン「シルバーアロー」から。 画像:アウディ ジャパン

ショルダーラインもガッと張り出し、キャビンは逆に後ろに行くにしたがってさらにグッと絞られる。ファストバックというよりプレーンバックは背負うように、豊かな曲面でゆっくりとリアに落ちていく。ここには5998cc、最高速度350km/h以上、0-100Km.h 4.05秒で駆る最高出力1000ps以上の16気筒!エンジンがミッドマウントされる。リアフェンダーも筋肉のように盛り上がり張り出し、内包するパワーを視覚化する。

迫力のプレーンバックスタイル。張り出したショルダーラインとフェンダー。
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