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スポーツカーとのクロスオーバー CX-7(3ページ目)

SUVとスポーツカーとのクロスオーバーが、マツダ CX-7。それはハンドリングや操縦性のみならず、そのデザインにも表れている。チーフデザイナーの小泉巌さんにお話を伺った。

執筆者:松本 明彦

クロコダイル模様のシートセンターストライプ

特徴的な二段重ねの、ダッシュボード全面を覆う大きなフードと、3連のメーターナセルを覆うフード。

インテリアでは、ダッシュボード全面を覆う大きなフードに、3連のメーターナセルを覆うフードの二段重ねが特徴。「豊かさとスポーティーさを両立させています」と小泉チーフデザイナー。浮いたセンターパネルは軽快感を表現。アイデアスケッチに見える、リアシートまでつながるセンターコンソールは、2+2のスポーツカーのよう。実車ではフロントセンターコンソールのみだが、リアまでつながるイメージを残したデザインで、スポーティーさを表現する。

アイデアスケッチのリアシートまでつながるセンターコンソールは、2+2のスポーツカーのよう。 提供:マツダ

インテリアカラーも、モダンさとスポーティーさを表現するブラック&シルバー。シートはセンターに、クロコダイル模様のストライプが入る。「クロコダイル模様は、女性デザイナーの案です。センターに、ストライプを入れるのは冒険でした。直線のクールなストライプだからこそ、有機的なクロコダイル模様が映えます」。このクロコダイル模様は、市場でもさまざまな評判を呼んでいるようだが、「プレミアムブランドだからこそ『なんだこれは?』と思わせるものが必要です」と、小泉チーフデザイナーは語る。

インテリアカラーのブラック&シルバーも、モダンでスポーティー。シートセンターに入るストライプは、クロコダイル模様。

見晴らしはいいものの、SUVとしては低いシートポジション。リアシートも、ライバル車と比べて広いとは言えない。けれど、SUVとスポーツカーのクロスオーバーという明快なコンセプトを、見事に表現したCX-7なら、そのデザインとスポーティーさの前に、全て納得させられてしまうだろう。

SUVとスポーツカーのクロスオーバーという明快なコンセプトを見事に表現したCX-7。

(写真・文 松本明彦)

<関連リンク>
・CX-7

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