HONDA(ホンダ)/ホンダの車種情報・試乗レビュー

リアルオープンスポーツカー ホンダS2000(3ページ目)

しなやかでシャープで清いデザイン、リニアに高まるパワーと、コントローラブルでしなやかな乗り心地のリアルオープンスポーツカーがS2000だ。

執筆者:松本 明彦

走るためのインテリア

コックピットタイプのドライバーオリエンテッドなデザイン。「ハイXボーンフレーム」の太く高い構造体が、そのままセンターコンソールになっている。レッドはシートやカーペット以外にも、インパネやドアにも挿し色として入ると、スポーツカーらしく尚華やかで美しいだろう。

インテリアデザインは、ドライバー正面のメーターの左右に操作系を集中させたコックピットタイプ。助手席側は左右いっぱいの、一文字のプレーンな面。ドライバーオリエンテッドな、走るためのインパネだ。「ハイXボーンフレーム」の太く高い構造体が、そのままセンターコンソールになっている。

スピードはデジタル、タコはグラフ表示のメーター。VGSは、ハンドルの操作量が同じでも車輪の切れ角は、低速時には大きく、高速時には小さく連続的に変化し、取り回しの良さと回頭性、高速安定性を両立させた。プッシュボタンのエンジンスターターは、気分を盛り上げるが、咄嗟の時にセンターコンソールのハザードと間違えやすいので、カラーや形状、サイズをハザードとは変えるべきだろう。

タコメーターは、アーチ状に高まるグラフ。スピードメーターはデジタル。アナログの方が瞬時に読み取りやすいという意見もあるが、これはSSMで提案された「マルチモード・ディスプレイメーター」やホンダが参戦しているF1カーのイメージなのだろう。

新たなシートデザイン。

11色のスタンダードカラーにプレミアムカラー2色を加えたボディカラー。ブラックに加え、ブルー、ブラウン、そしてレッドのシートカラー。幌もブラックとブルーを選択できる。全部で130ものコーディネーションからの選択が可能だ。

太く高いセンターコンソールは、ドライバーの体も支えてくれる。

試乗車のボディカラーは、オプションのプラチナホワイトパールに、シートはレッド。これは、タイプR専用のボディカラー、チャンピオンシップホワイトと赤バッジを連想させる。そしてこのホワイトとレッドの組み合わせは、1964年、ニュルブルクリンクで開催された西ドイツGPでF1デヴューし、アイボリーホワイトに赤い日の丸というナショナルカラーに塗られたホンダのRA271に通じるカラーだ。

シート間後方にも、センターコンソールボックスが。
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