アルファロメオ/アルファロメオ

存在感と緊張感のデザイン「ブレラ」(3ページ目)

アルファロメオの新世代159に続き、ブレラが発表された。その存在感がありながら、緊張感溢れるデザインがブレラ最大の魅力だ。

執筆者:松本 明彦

バックシャン

実に美しい、低く構えるブレラのリア3/4ヴュー。

そして見所の多いブレラのデザインの中でも一番は、リア3/4ヴューであろう。サイドのキャラクターはリアに回ってから下がり始め、リア中央のアルファロメオエンブレムで最も低くなる。そしてそれに呼応するように、サイドのベルトラインから繋がるリアウィンドウはVの字を描く。145や147同様の処理だが、中心に向かって細くなる左右のリアランプと共に、フロントのVの字アルファロメオグリルにも呼応し、テンション(緊張感)を中央に持って行き低い重心を視覚化する。

Vの字を描く、低く寝かされたリアウィンドウ。

タンブル(正面から見て、キャビンの内側への倒れこみ)もかなりきつく、リアに行くに従ってキャビンはさらに内側に倒れこみ、ショルダーラインも寝かされて左右に張り出し、すぐ下の凹面とのコントラストもあり、リアフェンダーの四股を踏むような張り出しとグラマーなヒップが強調される。美しい。

グラマラスなヒップ。

これらの豊かでグラマーな面構成と、鋭いキャラクターラインと凹面をうまく使ったコントラストが、ブレラに緊張感とヴォリュームと存在感を与えているのだ。

通常で300L、4:6のリアシートを倒せば、最大610Lのラゲッジルームを実現。荷物積み降ろし時に気になる高い開口部ながら、スポーツカーとしては十分な容量。
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