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長いホールベースとショートオーバーハングは、新時代のスポーツカーとしてのパッケージの優秀さと、運動性能の高さを表現。車体中央でピークを迎えるほぼ三角形のアーチ状のルーフが、2人乗りであることと高い運動性能を想起させ、スポーツカーであることを主張。 |
そのフェアレディZのデザインを、見ていこう。まず基本のプロポーション。初代から続くロングノーズは、高性能エンジンを主張する。4315×1815×1315mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2650mmは、通常の4ドアセダンに比較し、短い全長とはるかに広い幅と低い全高のプロポーション。長いホールベースとショートオーバーハングと共に、新時代のスポーツカーとしてのパッケージの優秀さと、運動性能の高さを表現。
大きく張り出したフェンダーは、地面を鷲掴みする。 |
アーチ状のルーフは、三角形のテールライトへ繋がり、優雅さを表現。 |
サイドビューでは、ほぼ三角形に近いアーチ状のルーフは車体中央で高さのピークを迎え、2人乗りであることと高い運動性能を想起させ、スポーツカーであることを主張。そしてそのラインはベルトラインと交差しながら、特徴的な三角形のテールライトへ流れ、優雅さをも表現。一方でリアタイヤが、Cピラーからの流れをしっかり受け止め安定感を示す。
これも特徴的な縦型のドアハンドル。このシルバーに正方形のテーマも、Zのマークなどに繰り返し使われる。 |
ハッチバックを開けると、ラッゲッジルーム内に、ストラットメンバーが現れる。こんな所でも、スポーツカーを主張。 |