輸入車/注目の輸入車試乗レポート

非日常への探検 「エクスプローラー Eddie Bauer」

小春日和の中、おおらかで明るいインテリアに包まれ、静粛性の高いエクスプローラーでドライブしていると、どこまでもずっと走ってしまいそうだ。

執筆者:松本 明彦


SUVのベストセラー

アメリカでは月平均30,000台あまりを売るSUVのベストセラー、エクスプローラー。

アメリカで14年間連続し、SUV販売台数No.1のエクスプローラーがモデルチェンジした。月平均30,000台あまり、最盛期には月平均40,000台近くが売れていた。日本でのベストセラーの乗用車、カローラやフィットが、月平均15,000台前後なのだから、その販売台数の多さには驚く。

SUVらしく力強くたくましくなったフロントグリル。

最近はCUV(クロスオーバー・ユーティリティー・ビークル)と言われる、フレームを持たない乗用車ベースのモノコック構造で、SUVと乗用車、SUVとスポーツカーなどのクロスオーバーのコンセプトのクルマが増えている。しかしエクスプローラーはフレームを持つ、正統派のSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)だ。エクスプローラーの前身は、1983年に登場したブロンコII。そして1990年にエクスプローラーはデビューし、1995年にはモデルチェンジ、1997年、2001年とマイナーチェンジをし、そして今回また新型になった。

エクスプローラーの前身は、1983年に登場したブロンコII。エクスプローラーはフレームを持つ、正統派のSUVだ。

新型エクスプローラーのフロントセクションは、一新されている。Aピラー根元より「リボン」と呼ばれる2本のラインがバンパーまで走り、最近流行のシングルフレームグリルを形成しながら、SUVらしく力強くたくましくなったフロントグリル。アメ車らしいクロームのグリルは、ブラックやダークブルーのボディ色とのコントラストも映える。ボンネットは緩やかな弧を描き、「パワードーム」を形成し、パワフルなエンジンを予感させる。

18インチホイールは、クローム・クラッドと呼ばれる仕上げで、フロントグリルと共に、アメ車らしさを強調する。

十分な幅のあるサイドステップは、乗降時に女性にも優しい装備。

SUVらしい「踏ん張り感」を強調するオーバーフェンダーは、フェンダーアーチをステップ部まで伸ばし、サイドステップとの一体感を増したデザインとなった。十分な幅のあるサイドステップは、乗降時に女性にも優しい装備だ。18インチホイールは、クローム・クラッドと呼ばれる仕上げで、フロントグリルと共に、アメ車らしさを強調する。

SUVらしい「踏ん張り感」を強調するオーバーフェンダーは、フェンダーアーチをステップ部まで伸ばし、サイドステップとの一体感を増したデザインとなった。
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