スカンジナビアン・デザイン全開!でこの価格

ボルボS40 インパネ
フリーフローティング・センタースタックが一段と目をひくインテリアですが、もちろんそれだけではありません。例えばドルビープロロジックIIを搭載、運転席はパワーシート、後席を含む4座(定員は5名)は包み込むようなサポート性があるもの…など、いかにもプレミアムカーらしい仕立てです
現行型のS40がデビューしたのは2004年5月。シャーシはヨーロッパフォードのフォーカスやマツダ・アクセラといった名車と共用しています。とはいえ、兄弟みたいな両車と比べて、明らかにキャラクターが異なります。スポーティなハンドリングを持つ兄弟車とは違い、見た目で勝負、と言ったところでしょうか。

その「見た目」の最大のトピックは、やはりインテリアの真ん中に鎮座する「フリーフローティング・センタースタック(写真下)」。他のどんな車とも違い、ぼっかり浮かんだ、美しい曲面を描いたパネルにはオーディオや空調のスイッチが整然と並んでいます。このフリーフローティング・センタースタックは、北欧の伝統的なプライウッドのスタックチェアにそのアイデアの緒があったと言います。つまり、スカンジナビアン・デザイン。ボルボは知らなくてもスカンジナビアン・デザインの家具なら、奥様はご存知かも知れません。それくらい、家具の中では主流です。

ボルボS40 フリーフローティング・センタースタック
まるで浮かんでいるかのような、フリーフローティング・センタースタック。背後は小物置き場にもなっています。その表面はT-5はアルミ、他はダークウッドとなり、また黒い石を思わせるアイス・アクアも用意されています
そのほかスイッチ類はデンマークの有名オーディオメーカー「バング&オルフセン」のオーディオスイッチような趣があるなど、スカンジナビアン・デザインを全開させています。

また外観は、クーペのようなルーフラインを描く、近代のボルボ流。全長は4470mmと、トヨタのカローラアクシオ(現行)より60mm長く、プレミオより30mm短いながら、全幅が1770mmあることもあり、室内は十分な広さ。運転すると、いたって普通です。別にBMWのように車にせかされるなんてことはなく、かといってM・ベンツのように、まったく運転していることを忘れさせてくれるほどでもなく。もちろん、普通といっても、プレミアムカーとして普通なのであり、また兄弟車との血を感じさせてくれる素性の良さも感じないではいられません。

もちろんボルボといえばの安全性も抜かりはなく、衝突の軽い・重いで開き方が変わる運転席&助手席エアバッグやカーテンエアバッグにカーテンエアバッグなど計6つのエアバッグをはじめとして、安全デバイスはこの車にもたっぷり搭載されています。

そんな車が、3年で273万円落ち。知名度の残酷さは、グラビアアイドルのギャラだけではなく、中古車の価格にも反映されます。しかし、本当はとても魅力があるのです。それをこっそり知っていて、公園のグラビア撮影会に出かけるカメラ小僧のように、ここは思いっきりニンマリとしたいところです。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

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