100万円以下もあるが、できれば3万km以内を狙いたい
普通のバネサスを持つA仕様、B仕様と、エアサスのC仕様が基本グレード。さらにAとBにeRバージョンがあり、C仕様にはインテリアセレクション・Fパッケージ・Fパッケージインテリアセレクションの3つが用意されていました |
1989年に登場した初代セルシオが、そのクオリティの高さと価格の安さでM・ベンツやBMWを驚かせたのは有名な話。その3代目である30系は「トヨタの最高級車セルシオ」としての最後のモデルとなり、その位置はレクサスLSへと引き継がれました。そんな最上級ラグジュアリィサルーンも、9年経った今なら69万円/2001年式/走行距離28万8,000km/修復歴なし、から見つけられます。
もちろんトヨタが持てる技術を最大限に集めて作った車ですから28万8,000km程度で壊れることはありません。しかし、経年変化を考えると部品をいくつか変える必要があるでしょう。これは車が機械であるがゆえ、致し方ないことです。
全長と全幅は2代目と同じながら、ホイールベースを75mm拡大。また燃料タンクを後席下に配置することでトランク容量を一気に110Lも増やして573Lを実現しています。ゴルフバッグ4つが軽く収まります |
年式は2000年~2003年と高年式とまでいきませんが、走行距離が少ないということは、それだけ使われていないということとほぼイコール。実際、写真を見る限りではどれも内外装が綺麗です。グレードはいずれもエアサスを備えるC仕様。カーナビ付きもたくさんあります。
新車時に近い状態にしたいのなら、エアサスを交換したくなりますが、4本で40万円程度と少し割高。できれば中古車は購入前に試乗して乗り心地を確かめたいですね。とはいえC仕様の新車時価格が615万円ですから、150万~200万円+40万円だとしても、まだまだ割安感があります。これで新車時並みの乗り心地を取り戻せるのですから。
100万円以下の物件を買って、エアサスを交換するという手もありです。その際は、シートなど他の部分がヘタっていないか確認してください。
そこまでしてなぜ新車時並みの状態にこだわるのか? それを次ページでさらに見ていきましょう。