ゼロクラウンと同じ価格なんて、ありえないでしょ?
最上級モデルだけに遮音性は抜群。遮音材だけでなく、エンジンのこもり音と逆位相の音を発生させることで、こもり音を打ち消すアクティブノイズコントロール機能も搭載しています |
2004年10月にデビューしたレジェンド。国産メーカーとしては初めて280馬力の自主規制を打ち破る、300馬力で登場して話題となりました。さらには世界初となる四輪駆動力自在システム(SH-AWD)を搭載し、これまた世界初となるインテリジェント・ナイトビジョンシステムなど数々の先進技術を備えているのが特徴です。
そんなホンダ渾身の最上級セダンが、登場してから5年たち、原稿執筆時で修復歴なしの最安値物件は169万円。2005年式で走行距離は7.6万kmです。また200万円以下は7台見つかります。年式は2004年~2005年、走行距離は3.9万km~9万kmといったところです。
車線維持支援機能(LKAS)や車速/車間制御機能(IHCC)など、高級車としての先進ドライブ支援システムもあります。また「レジェンドといえば…」の天童木工製ウッドパネルもオプションで用意されています |
そんなクラウンアスリートの、原稿執筆時点での最安値は158.9万円。3Lで2004年式、走行距離は12.3万kmです。200万円以下で40台と台数は多いですが、走行距離10万kmを超えるものが18台となります。またエンジンは2.5Lと3Lがありますが、3Lのほうが多めです。ちなみにクラウンアスリートのデビューは2003年12月、価格は2.5Lが350万円、3Lが420万~490万円でした。
排気量や新車時価格はレジェンドのほうが上ですし、ボディサイズも一回り大きいですから、本来はライバルにはならないのかもしれませんが、それでも中古車市場ではクラウンアスリートとほぼ同じ価格帯で狙えます。だとすればレジェンド、非常に中古車では「おいしい」ことになりますよね。
さらに、レジェンドはクラウンとは比べものにならないほど、非常に画期的なスポーティセダンです。その魅力を次ページでさらに見ていきましょう。