長年使い込んだかのような、名品にしか醸し出せない味がある
これ見よがしな高級感ではなく、トヨタの最高品質で作り込まれたインテリア。へたに本木目調、なんて使っていないのに好感がもてます |
エンジンは2Lの直噴エンジンに4ATを搭載。全幅がわずかに60mmオーバーするため5ナンバーサイズにはなりませんが、その分、大人5人がしっかりと座れるゆとりの室内が確保されています。世界でも厳しいと言われる当時のEuroNCAPにおいて最高ランクの5つ星を獲得するなど安全性も高く、平成22年燃費基準を先行して達成(2WD車)したというように、環境性能もばっちりでした。
欧州でのフラッグシップモデルだけに左右独立温度コントロールオートエアコン、自動防眩ECインナーミラー、雨滴感知式フロントオートワイパーといった装備も「全車に標準装備」するなど、快適性でもライバルにひけはとりません。
リアシートは6:4分割可倒式。トノカバーとパーティションネットも備わるなど、使い勝手は十分 |
セダンであれば100万円以下でもっと選択肢が増えます。0.5万kmなんて中古車もありました。良質のセダンを求めている人には、この価格帯ではかなりオススメしたいモデルです。ただ、なぜ今回セダンより高めなワゴンをメインに取り上げたかというと、ただでさえトヨタのマークがグリルにあるのにあまり見かけない車で、しかもワゴンであれば何かの趣味にはまっている人に見え、間違いなく他人から見たらそこに価格云々の発想が出ないだろうからです。つまり誰もあなたの車が100万円以下には見えないし、そもそも安い車なのかどうかなんて気にしないということです
例えばメーカー名はよく分からないけれどカナダ製の20年もののカウチンセーターなど、使い込むほどに味が出てくるものって、ありますよね。そういった味わいが分かる人なら、このアベンシスワゴン、かなり気に入ってくれるのではないでしょうか。
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。一度、探してみててはいかがでしょう。
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