2年間でわずか50万円しか値落ちしない

フェラーリ360モデナ 外観
360モデナ。1999年から日本に導入されたフェラーリのエントリーモデル。最高出力400psを発揮する3.6LのV8エンジンを搭載する。F1と呼ばれるセミオートマチック仕様車は新車時1795万円
車は古くなればなるほど安くなります。例えば以前紹介したトヨタセンチュリーなどその好例です。だからこそ昔憧れていた車も、中古車なら手が届くというわけですが、この方程式を覆す車がたった1つだけ存在するのです。それが今回ご紹介するフェラーリです。正確には、フェラーリはメーカー名ですから「フェラーリの車はほとんど値落ちしない」ということです。具体例を見てみましょう。

そもそもあまり物件数が多くないのですが、比較しやすいものを見つけました。2002年式フェラーリ360モデナF1・イエローのボディ色です。2005年9月に創刊した「カーセンサーエッジ」には1600万円(0.4万km)という物件が見つかりました。そして2年後となるつい最近では同年式・同ボディ色で1550万円(0.8万km)! 2年間でわずか50万円しか違わないのです。

フェラーリF430 外観
F430。360モデナの後継車で、現行モデル。V8エンジンは排気量を4.3Lに拡大し、最高出力490psにパワーアップ。ここ3カ月間では一時50万円ほど値下がりしたが、また値上がりし3カ月前とほぼ同じ価格に
実際問題として、2年間で0.4万kmしか走らないというのはレアなケースでしょうが、それにしてもこれだけ値落ちしないのは、まさにフェラーリだけ。

フェラーリといえばポルシェでしょうから、ポルシェ911(現行モデル)と比較してみましょう。上記同様2年前の平成17年式ポルシェ911ティプトロニックS(0.3万km)・白のボディ色は1120万円で売られていました。そして2年後、同条件のポルシェ911は……945万円(0.5万km)。わずか2000km走って2年経っただけなのに、175万円のダウン。

ちなみにここ3ヶ月間の平均相場を見てみると、360モデナF1はわずかに10万円程度下がっただけ。一方ポルシェ911(現行モデル)は、ここ3ヶ月間で60万円以上値下がりしています。ポルシェが安くなっているというより(ポルシェだって他の車と比べれば、値落ちしにくい部類です)、フェラーリが異常なのです。

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