スポーツグレードの売れ行きが好調
3月1日に発売されたホンダ・ゼストの初期受注状況がホンダから発表されました。発売から3月15日までの2週間で、月間の販売目標台数である5000台の2.5倍に達する1万2500台の受注を獲得したとのことです。ゼストはホンダが販売系列の統合をした後で発売された最初の車種で、しかもこれまではプリモ店だけで販売していた軽自動車をクリオ店、ベルノ店でも販売する最初のケースだけに、その売れ行き状況が注目されていましたが、結果的に順調な滑り出しを見せています。
ただ、最近は発売直後の車種が販売目標台数を大きく上回る受注を獲得するのが一般的。むしろそれを長続きさせることができるかどうかがポイントになっていますから、初期受注だけで浮かれているわけにはいきません。
ゼストには一番上の上のターボなどのスポーツタイプと、この標準系の2種類の外観がある |
スポーツ系の内訳を見ると、全体の42%が自然吸気エンジンの搭載車で、23%がターボ車という比率。スポーツは割と良く売れていますが、必ずしもターボではないという状況です。ターボ車は12万~15万円くらい高くなるため、たくさん売れるというほどではなかったようです。
標準のゼストでは110万円弱のGが、ゼストスポーツでは130万円弱のWが売れ筋グレードで、ともに29%の比率で売れています。この2グレードで全体の60%を占めています。
オプションは14インチアルミホイール、ディスチャージヘッドライト、撥水シートなどをセットにしたアクティブパッケージなどが人気でそれぞれ50%を超える装着率。これにアレルフリー高脱臭機能付きフィルターを備えたオートエアコンが28%で続いています。
ボディカラーは、アドミラルグレー・メタリック(新色)が一番人気で30%、ナイトホ-クブラック・パールが25%でこれに続き、プレミアムホワイト・パールが12%、ブラックアメジスト・パールが12%、アラバスターシルバー・メタリックが11%の順。無彩色を中心にした売れ行きなのは、ゼストに限ったことではなく、日本車全体の傾向と同じです。
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