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最高のフットワークを実現! DMC-GF1 レビュー(2ページ目)

マイクロフォーサーズという規格は、こういったデジカメを作るために存在したと言っても過言ではない小型軽量、かつ薄型のDMC-GF1。日常で持ち歩けるというのは、なによりも重要な要素でもあるのです。

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

パンケーキレンズが本命!?

充分に薄型の20mm/F1.7。意外といってはアレだがよく写る。

充分に薄型の20mm/F1.7。意外といってはアレだがよく写る。

さて、DMC-GF1のカラーバリエーションはホワイト、ブラック、レッドの3色が用意されているが、このカラーバリエーションが存在するのはパンケーキレンズである20mm/F1.7が同梱されるレンズキットのみだ。

ズームレンズ同梱のレンズキット、およびボディ単体ではブラックのみが用意されている。つまり、DMC-GF1はパンケーキレンズとともに使うのが正解だということをメーカー自身が述べているわけだ。実際、撮影に費やした時間の8割はパンケーキレンズを装着したままで使用した。

パナソニックの14-45mmも充分に小型で、鞄の隅に入れておけるものではあるのだが、やはりGF1には似つかわしくない。20mm/F1.7を常用していると「これはこういうものなのだな」ということで納得できてしまうから不思議である。

まあ、これはiPhoneユーザーがOS3.0が導入されるまで「コピペなんかしなくても生きていけるよ」と粋がっていたようなものであるのだが。

逆説的にではあるが単焦点の利点として、撮影に工夫をする必要が出てくるという部分が上げられる。それまで望遠側にズームしていたものが、自分の足で寄るなどすることで写真撮影の幅が広がることもあるのだ。

それ以前にDMC-GF1にはなによりもパンケーキレンズが似合うということなのだが。ただ、それぞれのボディカラーにあったワンポイントがレンズにもあればいいのになぁ……とは感じた。フォーカスリングの手前の部品が白だったらかなり映えたのではないかと、そのあたりがやや残念だ。

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