超薄型+軽量でマイクロフォーサーズの本領発揮
マイクロフォーサーズ規格を積極的に展開しているパナソニックから、3機種目となるのがDMC-GF1である。1機種目のDMC-G1からわずか1年未満で3機種目となることからも力の入れようが理解できる。DMC-GF1は小型軽量をつきつめたモデルで、これまでデジタル一眼カメラの形状にこだわっていたDMC-G1やGH1とは大きくコンセプトを異にする機種だ。
DMC-GF1+20mm/F1.7
このレベルの小型化はミラーを取り除いたマイクロフォーサーズの一人舞台だ。E-P1とDMC-GF1だけが実現できている。もっともE-P1とDMC-GF1は製品としてのコンセプトに大きく違いがあるのだが。
そのあたりの比較はまた別の機会に回すとして、ざっとDMC-GF1を見ていくとしよう。
小型でかつ画質のいいデジタルカメラの需要というものは少なくない。シグマのDPシリーズあたりもそういった要求に応えた製品だといえるだろう。
その要求をレンズ交換式で実現させたのがDMC-GF1という製品である。
ぱっと背面を見ると、大きさを別にしてパナソニックのコンパクトデジカメかと思うほどに違和感がない。十字キーに振られている機能は異なるが、パナソニックのマイクロフォーサーズ製品の背面はDMC-G1以降、同じデザインとなっている。これはステップアップを考慮してのデザインであろう。