コンパクトカーよりもさらに小さいことに価値がある

R1は昨年デビューしたR2のパーソナルバージョンで、一人で使うことを前提に割り切ったクルマ作りをしています。最近の軽自動車はワゴンRに代表されるトールボーイ系のモデルが売れ筋になっていますが、スバルではその後追いをするのを止め、独自のコンセプトに基づくクルマ作りをしてきました。それが昨年のR2であり、R2以上にスバルの独自性が際立っているのがR1です。

ボディの全長は3285mm。軽自動車の規格を使い切ることなく、パーソナルユースの軽自動車に必要な分だけを使ったクルマ作りをしています。軽自動車といえば規格いっぱいのサイズにして室内空間を広くというのがワゴンR以来の流れでしたが、スバルはそれとは違うクルマ作りを目指しました。ホイールベースもR2より短く、これまでにない独自のパッケージングが際立ちます。

R2よりも全長の短い2ドアだが、前席の居住性はR2よりも上
デザインはR2と同じテイストでフロント回りなどは多少は良くなりましたが、まだまだ相当に奇抜な印象を与えています。使い勝手は一人で使うことを前提にしていますので、運転席から後席のアレンジ操作が可能なようにしてあるなど、これまた特徴のあるクルマ作りがなされています。パフォーマンスも高いレベルにあります。R2と同じように環境性能はフィットを超えるリッター当たり24kmを達成していますし、自然吸気で40kW(54ps)の動力性能は軽自動車にとって不満のない数字です。

赤と黒の2トーンのカラーリングを施したインテリアは、装備や仕様もけっこうおごられています。この結果、価格は本体価格で120万円、税込み126万円ですから、1.3Lのコンパクトカー、それも上級グレードが買えるような価格です。コンパクトカーよりもさらに小さいこと、そのことに価値を見いだすユーザーが買うクルマだと思います。ターゲットとする年齢層は50代と20代というのも、うなづける印象です。

関連サイト
All About R1&R2サイト
スバルR1デビュー(All About コンパクトカー)
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