自動車保険/自動車保険の等級制度とは

等級が上がったのに保険料アップ!?(2ページ目)

1年間無事故で過ごせば等級が一つ上がって、保険料が安くなるはず…でも今年はなぜか高くなっている! 2010年以降は今まで以上にこんなケースが増えてしまいそうです。その理由をわかりやすく解説します。

西村 有樹

執筆者:西村 有樹

自動車・バイク保険ガイド

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いままで優遇されていた契約者も負担増に

2010年の保険料の増加は避けられそうにありません。電話やウェブで各社の見積もりを取って比較検討をオススメします!

2010年の保険料の増加は避けられそうにありません。電話やウェブで各社の見積もりを取って比較検討をオススメします!

さて今回の改定ですが、参考純率の変更以外にも年齢条件の細分化が大きな変更点となります。特に60歳以上のドライバーは料率が高めに設定されてしまったため、20等級前後のベテランドライバーといえども安心できません(例:60歳以上の10等級の場合19.9%の増加)。
また昨今の不景気を背景に利用者が増加していた軽自動車も今回の改定では負担増を強いられそうです。いずれもこれまでは保険料が安かっただけに、割高感はことさらに強くなってしまいそうです。

2010年は自動車保険各社が一斉に値上げする?!

今回の改定を受けて、損害保険料率算出機構の会員会社(損害保険会社)は各社とも自社の保険成績や商品制度の内容に応じて、純保険料率を算出できます。この時、「参考純率を基礎としてもよいし、修正してもよい、また参考純率を用いなくても可」とされています。とはいえ、09年は新車販売の低迷などを受け、東京海上日動火災など大手が値上げを実施してきました。今回の件で、さらなる値上げは必至となりそうです。

少しでも保険料の負担を軽くしたいなら、更新のタイミングで見積もりをおすすめします。複数の会社を比べ、最も条件の合う会社を探してみましょう。


【関連情報】
自動車保険の等級制度とは
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