ルノー/ルーテシア

ニュー・ルーテシアに乗る

3月1日に正式発表される新型ルーテシアに、ひと足お先に試乗することができた。日産と共同開発のプラットフォームを使ったことで、評価の高かった走りはどう変わったのか?

執筆者:森口 将之




日本仕様のルーテシアのラインナップを簡単に紹介しておくと、エンジンは1.6リッター、ハンドル位置は右のみ。ボディは3ドアと5ドアがあり、 どちらでも4速ATと5速MTが選べる。ATにはベースグレードのほか、エルと呼ばれる上級グレードもある(3ドアATはエルのみ)。今回は5ドアのベースグレードのATとMTに乗った。



エクステリアデザインは、旧型を少しダイナミックに仕立て直した感じで、メガーヌやカングーに比べるとオーソドックス。でもディテールを観察すると、ボンネットからAピラーにかけてのカーブが美しかったり、サイドモールはリアにいくほど細くなっていたり、ルーフエンドのスポイラーにつながるラインがスムーズだったり、けっこうこだわったカタチであることがわかる。ボディカラーが13色も用意されるのも、見た目にこだわる人にはうれしいところだ。



インテリアはこのボディカラーにかかわらず、ダークグレー一色なのがちょっとさびしいが、クオリティはかなりアップした印象。デザインをひとことでいえば、やわらかい。インパネの面全体をゆったりとカーブさせ、エアコンのルーバーは単純に四角にしたりせず、ドアポケットやセンターコンソールは微妙なカーブを描くなどしたことが、効いている。多くの人が、フランス車っぽいと感じるんじゃないだろうか。
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