プジョー/プジョー

ロードインプレッション・海外編 プジョー407に乗った!(2ページ目)

昨年デビューした新世代のミドルクラス・プジョー407に、ポルトガルで行われた国際試乗会で乗ることができた。さっそくインプレッションをお届けしよう。

執筆者:森口 将之



運転席に座ってまず感じるのは、フロントウインドーの傾きが強いことだが、しばらくすると慣れた。仕上げは406よりかなりいい。エアコンの風をダッシュボード上面からも出して、顔にあまり風が当たらないようにしているのはうれしいところ。オプションでカーナビが用意され、モニターにエアコンやオーディオの表示が出るあたりは、406との世代の違いを感じる。日本での発売が来年初めとやや遅れるのは、ここをどうするか検討しているからだという。



シートは3リッターがレザーだったが、まだ革がなじんでいないという印象で、個人的にはクロス張りの2.2リッターがいちばん気に入った。座面は固すぎずやわらかすぎず、サイズは大きめで厚みもたっぷりしていて、サポートもしっかりしているなど、不満を探すほうがむずかしいほどのデキのよさだった。



プジョーとしては座面が低めのリアシートは、広さは406とあまり変わらない感じがした。ただこちらも座り心地はいいし、センタートンネルがなくなったので、3人がけは楽になった。トランクは奥行きや深さは平均的だが、サスペンションの出っ張りがなくなったので、使いやすくなったといえるかもしれない。

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