メガーヌ1.6が、ひと足先に発売された2.0/2.0プレミアムといちばん違うのは、数字でわかるようにエンジンの排気量。5ドア、4速AT、右ハンドルというのは同じだ。エクステリアの差も少なくて、ホイールが16/17インチのアルミから15インチのスティールになり、ドアハンドルがシルバーからボディ色、サイドモール先端のエンブレムがシルバーからグレーになる程度だ。
ボディカラーは2.0と同じ5色が用意されていて、試乗車はシトラスグリーンという淡い緑だった。個人的には日本仕様で選べる中でいちばん好きな色だし、カジュアルな雰囲気がする1.6にお似合いのカラーに思えた。
インテリアはダッシュボードは同じだが、ステアリングとシフトレバーが本革巻きではなくなったのが残念。その代わり、シートはチェック模様のクロス張り、ドアトリムはチャコールグレーとベージュの2トーンで、どちらもシリーズの中でいちばんおしゃれに感じた。大きなガラスサンルーフが選べないのは残念だけど、僕ならこのコーディネイトを優先して1.6を選ぶ。
エンジンは、2リッターとはカバーのデザインもちょっと違う。最高出力は83kW、最大トルクは152Nmで、2リッターと比べると15kWと39Nmのダウンになる。車両重量は1260kgで、2.0より60kg軽いが、数字の上ではやっぱりアンダーパワーになったことが目立つ。