プジョー/プジョー

ロードインプレッション SW第2弾上陸、206SWの走りは?(2ページ目)

307SWに続くプジョーのニューコンセプト・ワゴン第2弾、スポーティ&スタイリッシュな206SWが上陸した。日本仕様の内容と試乗インプレッションを綴っていこう。

執筆者:森口 将之

室内は基本的に同じグレードのハッチバックと同じ。シートはXSがファブリック、S16がレザー/アルカンタラ/ファブリックのコンビとなる。206デビュー直後からいわれてきた右ハンドルのペダル配置は、とくにMTでは改良のあとが感じられ、ほとんど違和感がなくなっていた。リアシートは形状や足元の広さはハッチバックと同じだが、身長170cmの僕ではスレスレだった頭上空間は、5cmぐらいの余裕が生まれていた。ファミリーカーとして206を使うならSWがベストチョイスだろう。


リアの延長分がそれほど長くないため、ラゲッジスペースの広さはハッチバックより少し奥行きが増えたかなという程度。かつての306ハッチバックに近いと思った。でも使い勝手ではそれを上回る。リアゲートはフロアの高さから開くし、フロアにはネット、サイドにはネットとゴムベルトが備わっているので、荷物をきちんと固定できるからだ。そしてこのクラスでは異例のガラスハッチは、狭い場所に駐車しても荷物の出し入れができるという点で、日本のユーザーにありがたい。


ボディは同じグレードのハッチバック3ドアより60~70kg重い。加速はその分おっとりとしているが、1.6リッターとATの組み合わせでも、流れに乗って走るならアクセルを床まで踏むことはまったくなかった。S16はさすがに元気で、回転を2000rpm以上にキープしていれば、どんな状況でも強力なダッシュが手に入る。スポーツワゴンといっていい小気味よさが楽しかった。エンジン音やロードノイズは最近登場したライバルと比べれば大きいが、こちらはXSのほうがやや静かに感じられた。
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