知っている人もいると思うが、日本仕様のプジョー206はペダルのレイアウトに癖がある。人によって感じ方が違うだろうが、身長170センチで手足短めの僕の場合は、ステアリングに対してペダルが手前にあるので、背もたれをかなり立てて運転することになってしまう。でもハイトアジャスターがあると、それを下げれば座面に角度が付くので、ひざが曲がり、運転姿勢が理想に近くなるのだ。これはありがたい。
1.4リッターSOHC8バルブエンジンは最高出力55kW、最大トルク120Nmで今までと同じ。乗った感じもほとんど変わらなかった。数字だけ見るとかなり遅そうだが、実際はよく使う2000~3000回転あたりのトルクがけっこう太いので、力不足は感じない。一方学習機能付きのATは、シフトショックがほとんどなくなったのが良くなった点だ。