ルノー/カングー

ロードインプレッション ルノー・カングー1.4(2ページ目)

ついにルノー・カングーの正規輸入車が発表された。事前の情報どおり、1.4リッターエンジンを積む右ハンドルATで、価格は175万円。いち早く試乗できたので、その印象を報告しよう。

執筆者:森口 将之

ボディカラーは写真のブルーメタリックのほか、イエロー、レッドメタリック、グリーンメタリック、シルバーメタリックの5色。ファブリック張りのシートはライトグレーとなる。柄を含めてちょっと地味だ。それほど高くないフロントシートはクッションが薄めだが、形状がいいので座り心地はルノーらしく快適。サポート性能も十分だった。リアは敷居の高さが乗り降りのときに気になるが、入ってしまえばひざの前には10cmほどの余裕があるし、3人分の凹みが付けられたシートは体が落ち着く。

オーディオは最近の日本仕様ルノーに装着されているものと同じで、操作部分と表示部分が分かれている。表示は空調の吹き出し口の上、時計のとなりになる。ATセレクターはP-R-N-D-2-1の6ポジションで、3速と4速の切り替えはレバー脇の小さいプッシュボタンによる。ルーテシアと同じで、日本車に似た方式だ。
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