ナポリで聞いたウワサ

１：やっぱり解任、バンディエッラ。
ナポリでもウワサされていたが、10月末に正式発表された。後任は元ＢＭＷのカールハインツ・カルプフェル氏。ＢＭＷやロールスロイスにおけるブランドマーケティングの実績をかって、ＢＭＷプレミアムスポーツブランドの建て直しを託したカタチだ。

カルプフェル氏はモータースポーツ部門のトップも経験しているから、ツーリングカーレースのライバル、アルファロメオブランドにはうってつけと言えるかも。

これで心配になるのが、バンディエッラ氏が入れ込んでいた８Ｃコンペティチオーネ・プロジェクトの存続。クルマは既に仕上がっており、あとはＧＯサインを末のみ。ボローニャショーには展示されるから、早ければＸマス前にも生産か否かが決まる見通しだ。

２：156後継車はどうなる？
ＧＭのプレミアムＤセグメント用プラットホームをベースにする次期型。スタイリング的にはキープコンセプト。気になるエンジンは、もちろんＧＭ製でヘッドをアルファロメオをプロデュース。

Ｖ６は3.2と3.6を用意。アイシン製の６ＡＴを組み合わせる。400ｐｓを発するツインターボモデルもテスト中らしい。４ＷＤ化も推進される。４ＷＤはトルセンＣメカニカルシステムで、通常は前42％後58％という駆動配分。フロントには最大75％、リアには80％のトルク配分が行われる。

直４は1.9および2.2で、ツインスパークやストイキ直噴ＪＴＳも用意される。こちらには新開発のセレスピード進化版を組み合わせる。

スタイルデビューは早くて来年春？？

３：ブレラってどうなった？
プラミアムスポーツクーペとして期待のかかるブレラ。156後継車と同様にＧＭのプラミアムＤプラットホームを使うＶ６＋４ＷＤモデルとしてデビューする。これがＧＴＶの後継車になるから、当然、オープンモデルのスパイダーも用意されている。

４：クロスワゴンが欲しいという人へ
残念ながら今のところディーゼルエンジン以外のチョイスがない。もっともアルファブランドは今後、４ＷＤモデルをブランドイメージの柱に据える予定だから、後継モデルでのガソリン＋クロスワゴンの可能性は大いにある。ちなみに147ベースの４ＷＤモデルももうすぐ登場する予定だ。

５：3.5Ｖ６ユニットはどうなった？
アウトデルタ仕様として登場する可能性が残されているらしい。ＧＴＡは次期型まで変更ナシ。もっともブランドトップが交代しているから、何が起こるかは分からない。ちなみに日本のマネージメントも一新される。