新たに追加された3.2LV6+6MTにも試乗した。こちらは、アルファらしいスポーツドライブが十分に楽しめる。
どちらかといえば、トルク重視のエンジンセッティングで、6速で街乗りも可能なぐらい。つまりGTAのようにシュンシュン回るタイプというよりは下からモリモリとトルクを出して、上は上でそれなりに楽しい、という感じだ。それゆえ最高出力が240psに落ち着いている。
クラッチの踏力は、従来の3L+6MTモデルよりも若干に重め。もちろん足回りは他グレード同様に改良されているから、従来とは違う、高いレベルで走りを楽しむことが可能だ。ブレーキも相当に良くなっている。
気になる点があるとすれば、3LのMTモデルよりもエンジンフィールにシャープさが欠けることか。ちなみに新型には3L+6MTの設定はなく、MTのV6は2.5Lと3.2Lとなる。
ウワサではこの3.2Lモデルも遅れて(来年末か)輸入されるという。18インチタイヤ&ホイールに強化ブレーキやスポーツサスを奢ったTI(ツーリングインターナショナル)モデルとして投入される可能性が高い。
ひとりの166好きとしてはどうか。実は試乗会で“仕方なく”乗ったツインスパーク+6MTが素晴らしく良かった。まるで156並みに走るのだ。6速化の影響も大きい。大柄さを感じさせない走りで存分に楽しめた。導入される見込みはゼロに近いから、やはり買うなら3.2Lか。フルレザー仕様も設定されれば、ボディカラーをブラック(インテリアは赤革がいいよな)にして乗ってみたいと思う。
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