事故の等級は何年間続く?
万が一事故を起こして保険を使えば翌年の等級は最大3等級ダウンすることに。等級がダウンすると、残念ながら保険料が上がってしまうのです。しかも適用されるのは事故有の割増引率です。具体的には……「20等級で事故! 翌年17等級の場合」
17等級
無事故の割増引率 55%
事故有の割増引率 38%
同じ17等級でも大きな差が生まれています。しかもこれは1年だけで済むのではなく3年間続いてしまいます。
「1年間17等級で事故がなければ18等級」
18等級
無事故の割増引率 57%
事故有の割増引率 40%
「1年間18等級で事故がなければ19等級」
19等級
無事故の割増引率 59%
事故有の割増引率 42%
元の20等級に戻るまでかなりの負担を背負うことになります。
任意保険の無保険はゼッタイNG
保険を使うかどうかはよく考えて
今回参考にした20等級はほとんどの保険会社が最大の割引率を設定している等級です。事故有17等級に落ちても「多少の負担は仕方ない」で済ませる人もいるでしょう。しかし10等級前後の人の場合、保険を使うことは一気の負担増を意味します。例えば
現在11等級 無事故で46%割引
→ 事故で保険を使って3等級ダウン!
翌年8等級 事故有で21%割引
……といったケースでは数字上は50%以上も割引率が減り、大きく値上がりすることになります。しかし高くなったからといって保険を止めれば、さらに最悪の事態を招きかねません。事故で保険を使う場合は、自分の等級に応じて翌年以降の保険料を試算してから判断しましょう。