147の次っていうと、ランボルギーニムルシエラゴです。あのクルマ、出来上がるまでにデザインに2転3転あったのは有名なお話。はじめはザガードの日本人デザイナーの手になるデザインだったのが(これは試作テストカーまで走っていた)、アウディの買収でボツに。その後、ベルトーネもかんだらしいけど、結局はアウディデザインセンター製になったというものです。
それゆえ、デザイン的には冒険がない、といえばない。カウンタックやミウラなど過去のモチーフを一生懸命使ってランボファンを裏切りたくない!って気持ちがそこかしこに出ている気もします。で、で、でも!
あれはやっぱりスーパーなクルマです。あの格好は、そりゃミウラやカウンタックが出た時のインパクトに比べれば劣るかもしれませんが、普通に考えてみれば、やはり凄いですよ。存在感ありますもの。それに、きっとむっちゃ高性能。立派なトップ・オブ・ランボだと僕は思いますね。
今年出た、という制限をはずして、今年僕が乗った中で一番感動的なイタリア車は何か、と聞かれると、これはけっこう悩みます。今年試乗したり触ったイタリア車を新旧含めて、メモを手繰ってみると・・・。