マセラティ社は97年にフェラーリ傘下となり、フェラーリ社のクオリティコントロールの元、自社製品の品質を著しく向上させている。
今回発表された2種類の限定モデルはいずれも、その恩恵を大きく受けたモデルだ。
1台目は、フェラーリ傘下で初のプロダクトとなった3200GT。流麗なデザインとGTカーとしての高性能さが人気のモデルだが、この3200GTにスーパースポーツ仕様が限定追加された。
もう1台は、これで見納めとなるクワトロポルテの日本向け特別仕様車。エボルツィオーネV8”コーンズ・セリエ・スペチアーレ2”と呼ばれる。クワトロポルテのデビューは94年だが、98年にフェラーリの技術を投入し、飛躍的に品質を向上させ、エボルツィオーネへと進化したのだ。
各車の詳細は、次ページ以降を見ていただきたい。