FFらしくない操縦性

シロッコRのボディサイズは4255mm×1820mm×1420mm。車両重量は1410kg

続いてシロッコR。ニュルブルクリンク24時間耐久レースで2年連続クラス優勝をはたしたノウハウを注いだということで、その走りっぷりが気になるところです。

エンジンスペックはゴルフRと同じですが、さすがにFFでこれほどパワーあると、土砂降りの中ではフロントが空転してESPによりパワーが絞られるシチュエーションも多々あったのですが、やはりこのパワーは快感です。その点ではFFを感じさせるのですが、ハンドリングにおいては、このクルマはFFであることを忘れさせる味を持っています。踏み込むとアンダーステアに転じるのではなく、ニュートラル~ややインにラインをトレースするなど、アクセルのオン/オフでの反応が、まるでFRのようなのです。いかにリアタイヤを上手く使ったセッティングが施されているかの表れといえるでしょう。

タイヤサイズは、ゴルフRが225/40R18、シロッコRが235/40R18となっている

そして、いうまでもなく軽い。ゴルフRに比べて120kgも軽いことを痛感します。当初、このクルマの情報を知ったときに、なぜ4MOTIONでないのか、さらには、シロッコの2.0TSIともっと明確に差別化されていたほうがいいのではと感じたものですが、XDSの恩恵か、こうしてドライブしてみると2.0TSIとの違いは明確にあり、またFFであることは、ゴルフRとの差別化において重要だったのだと感じた次第です。

専用レザーシート、ステアリングホイール、ドアシルプレートなどを装備

シロッコ2.0TSIの新価格は457万円。エンジンスペックのほか、カーナビの機能が向上
また、同時にシロッコ の上級グレードである「2.0TSI」が仕様変更されたことをお伝えしたいと思います。エンジンスペックについて、最高出力が147kW[200ps]/5100~6000rpmから155kW[211ps]/5300~6200rpmに8kW[11ps]向上するとともに、最大トルク280Nm[28.6kgm]の発生回転域が、従来の1700~5000rpmから280Nm1700~5200rpmへと、よりワイドになっています。

スペシャルコンテンツ「THE R LEVEL」

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