Audi(アウディ)/アウディの車種情報・試乗レビュー

魅せる5ドアクーペ、A5スポーツバック誕生(2ページ目)

好調なアウディに、またしても魅力的なニューモデルが加わった。名前のとおりハッチバックの荷室を持ち、5ドアながらスタイリッシュなクーペスタイルを実現した、A5スポーツバックだ。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

スタイリッシュながらラゲッジ容量はアバントなみ

テールランプユニットにはLEDが組み込まれ、環状に点灯するデザインはアウディならでは
各部のつくりについては、2ドアクーペのA5よりも、A4のセダンやアバントに対してどうかが気になるところですが、まずは気になるラゲッジルームからチェックしましょう。

大きな開口部を持つテールゲートを備えていて、アバントのようにバンパー上のパーティングラインから開くため、荷物の積み下ろしがしやすいところも、独立したトランクを持つA4セダンやA5との大きな違いです。

ウインドウをフレームレスとした4枚のドアは、前後に長く大きく開く。テールゲートも大型サイズ
ラゲッジルームを覗いてみると、全体の印象はやはりアバントに近いものとなっています。高品質素材のトリムにより仕上げられていて、見た目の高級感も上々。両側面をホイールハウスに合わせてスクエアな形状のスペースとしているところもアバントと共通。ただし、横方向の幅が制約されるため、ゴルフバッグなどの長尺物を積む際は少し工夫が必要となります。

ラゲッジコンパートメントの横幅は1000mm。トノカバーは2分割式ラゲッジスペース容量は、後席を立てた状態で480Lが確保されています。さらに、6:4分割可倒式の後席を前倒しすると980Lまで拡大します。ちなみにA4アバントは後席を立てた状態で490Lなので、容量自体は大差ないことになります。

ティアドロップ型のクロームフレームが大径のメーターを取り囲み、MMIモニターを視認性に優れる高い位置に配置
A5スポーツバックは、基本的にはクーペなので、ドアウインドウはサッシュレスとなっていて、ドア開閉時にガラスウインドウが少し下がるようになっています。アウディらしくインパネは微妙にドライバーを囲むようにレイアウトされていて、前席のシートポジションが低めになっているのも好印象です。

A4に比べてリアシートの座面位置がわずかに低く、少し前方に配置されている
後席は3人ではなく2人掛けとなっています。頭上空間はさすがに大きくはなく、A4に比べるまでもありませんが、足元の余裕はA4に比べても遜色ないといえるレベルです。後席に成人男性を乗せる機会が多いと、不満の声も聞かれるかもしれませんが、たまに使う程度なら、これだけあれば十分でしょう。

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