4輪で曲がる感覚が増した
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全長5060mm×全幅1875mm×全高1465mm、ホイールベース2970mm、車両重量1940kgというスペックは、LSのノンハイブリッド車の2輪駆動全車と共通ドライブすると、標準のLSについてガイドがもう少しこうだったらいいなと思っていた部分が、だいぶそれに近い感覚となっていたように感じられました。
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1UR-FSE型エンジンは、最高出力283kW[385ps]/6400rpm、最大トルク500Nm[51.0kgm]/4100rpmを発生。エンジンもレスポンスも向上している従来のLSの気に入らなかった点を挙げると、まず、ステアリングフィールが曖昧で、切ってもそのとおりに曲がってくれないこと。そして、一見乗り心地がソフトで快適そうなのですが、意外とそうでもなくて、ボディが常に揺すられるような感じで落ち着かないことなど。
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インパネは基本的に他グレードと共通。メーターは視認性に優れ、スイッチ類も使いやすい |
専用フロントグリル、アンダースポイラーを装備 |
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リアにもアンダースポイラーを装備 |
そのあたり、バージョンSZでは、まずステアリングフィールが違います。これは通常のLSと、メルセデスやBMWなどのドイツ製高級セダンとの大きな違いでもあったのですが、接地感と一体感がだいぶ増していたのです。それは、気合いを入れて走るような状況でなくとも、交差点を普通に曲がるような状況でも感じられました。
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