MAZDA(マツダ)/その他のマツダ車

ホワイトパールのロードスター20周年記念車(3ページ目)

ロードスターの発売20周年を記念した特別仕様車が発売された。ボディカラーに初採用となる「クリスタルホワイトパールマイカ」を専用色として設定したほか、数々の特別装備を身につけた、要注目の1台。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

グラマラスになった2代目

ユーノスブランドが消滅していたため、マツダブランドでの発売となった2代目。1.8Lだけでなく、廃止されていた1.6Lも復活した
2代目NB型は1998年1月デビュー。リトラクタブルヘッドライトが廃され、グラマラスなボディラインとなったロードスターに、シンプルな初代が好みだった筆者は、最初は閉口してしまったものでした……。

しかし、やがてこのデザインが理解できてきたのです。RX-7との対比でいうと、NAがFC3Sで、NBがFD3Sではないかというくらいの「新しさ」があるなと。とくにエアロ付きがカッコイイ!

内外装のデザインは大きく変わっていましたが、クルマとしての成り立ちは、NA時代から多くのものを譲り受けています。ゆえに乗った印象も隔世の感があるわけではありませんでしたが、6速MTや、ガラス化されたソフトトップのリアウインドウ、風の巻き込みを抑えるルアディフレクターなど、新たなアイテムが与えられたのが話題となりました。
1999年に500台限定で発売された10周年記念車は、専用色イノセントブルーマイカをもとにインテリアもコーディネート
2000年にマイナーチェンジ。エクステリアもリフレッシュされたが、それ以上に走りの進化に驚かされた
2000年のマイナーチェンジでは、乗り味が非常に上質になったのが印象的。これまで、「ヒラリ感」と評される身のこなしの軽さがウリだったクルマだが、しっとりとした上質な走りを身に着けます。この乗り味の変わりようは、見た目の変化よりもはるかに大きかったものです。

さらに2003年にマイナーチェンジ。このとき、ターボとクーペというこれまでなかったラインアップが限定販売されるのです。

350台限定で発売されたターボは、172ps・21.3kgmを発揮するBP-ZET型エンジンを搭載。エアロパーツをまとったスタイリングも好み
ロードスターというと、初代からずっとエンジンの非力さがいわれていたわけですが、ロードスターターボの加速感は、当時、FD3Sを愛車としていた筆者にとっても、物足りないこともなく、十分に楽しむことができたと記憶しています。

マツダE&Tでルーフパネルの組み付けなど改造が施され、限定販売されたロードスタークーペ。スタイリングは賛否両論

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