2008年を上回る規模での開催
6月19日(金)~21日(日)、今回で6回目のとなる「SIS東京スペシャルインポートカーショー2009」が開催されました。昨年は幕張メッセだったところ、今年は従来の東京ビッグサイトに場所をもどしての開催……と聞くと、このご時世ゆえ規模縮小を余儀なくされたのかと思うところですが、実際には逆で、約270社/団体、車両1,000台以上という昨年を上回る出展数となったとのこと。
新車だけでなく、クラシックカーから日本未導入のニューモデルまで、あるいは旧ミニも多数あれば、フェラーリあり、ハマーありと、国籍もさまざまな輸入車のカスタマイズカーがズラリと並ぶ同ショーは、今年も非常に見ごたえのある内容でした。
おりしも秋に開催される東京モーターショーでは、主要な輸入車ブランドのほとんどが出展をとりやめることが発表されているのは残念な限り。であれば、これだけの数の輸入車が日本のどこかで一堂に会する機会なんて、2009年はこれが最初で最後でしょう。その中から気になったスポーツカー&オープンカーをピックアップして紹介したいと思います。まずはニューモデルから。
破綻してしまったGMの人気スポーツカー、カマロの新型です。映画「トランスフォーマー2」にも登場するので、気になっている人も多いでしょう。実車を初めて見たのですが、カッコイイですね! カマロというと、2代目以降はスラントしたノーズになっていて、そのイメージが強いのですが、最新のカマロは、マスタングの成功例にならって、偉大なる初代への回帰をはたしたわけです。 VIP AUTO では、すでに試乗車を用意し、先行オーダーを受け付けているそうです。
同じくVIP AUTOさんで、なんとZR1を発見! 個人的に今、フェラーリよりもポルシェよりも欲しいのがコルベットZR1です。 GMがこうなった今、正規輸入車が日本に入ってくるかどうか微妙な状況の中で、VIP AUTOではすでに直輸入を実施。聞けばZR1はニュルブルクリンクで、あの日産GT-Rよりも速い市販車最速タイムを持っているそうじゃないですか!? Z06に乗ったときも感激しましたが、ZR1はZ06に比べても比較にならないくらい速いそうです。乗ってみたい!
ROBERUTAさんのブースでカリフォルニアを発見! こちらも実車を初めて見ました。写真で見たときはどうかな~と思っていたんですが、けっこうカッコイイですね。なにせフェラーリは、このご時世でも業績を伸ばしているとか。電動ハードトップ車は人気が高いので、おそらく日本でも売れるんじゃないかと思います。乗ってみたい!
スタイリッシュなホイールで知られるジオバンナさんのブースでは、ダッジ・チャレンジャーを発見。左右で違うホイールを履いていました。チャレンジャーはもともとマスタングやカマロのライバルで、こちらも初代を復活させたデザインが特徴。クライスラーが早く元気になってくれることを願うばかりです……。
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