魅惑のインテグラルレザー仕様
308CC専用にデザインされた、ヘッドレスト一体型スポーツシートを前後に装備。後席への乗り降りを容易にするイージーアクセス機能を備える |
魅力その2はインテリア。まず、これは307CCもそうだったのですが、大人4人がちゃんと乗れる居住空間を備えていることが挙げられます。さらに、インテグラルレザー仕様のような設定がある点も、308CCならではのアドバンテージといえるでしょう。インテリアデザインの巧みさに加えて、シートだけでなくダッシュやドア内張りもレザー張りとした、このクラスで価格帯では類を見ない設定がリーズナブルに用意されている点は特筆できるものです。
また今回、ネックウォーマーや、カブリオレモードを自動検知して冷房能力を高めるインテリジェント オートエアコンなどの快適装備が新たに加わり、開閉の所要時間が20秒に短縮されるなどした点も進化のポイントとして挙げられます。
グリフのインテグラルレザー仕様。ブラック、グレージュ/ラマ、ヴィンテージの3色の内装色が選べる。革巻スポーツステアリングやホワイトメーターダイヤルはCC専用となる |
魅力その3は、「猫足」と呼ばれるフットワーク。ただし、プジョーの猫足の考え方も時代とともに変化していることがうかがえ、最近のプジョー車では、よくいわれる「しなやか」さをほどほどに抑え、けっこう引き締まった味付けとしているように感じられます。この308CCもそうなっているのですが、おそらく快適性とハンドリングの両立や、経年や走行による劣化に対する耐久性など、総合的に勘案したときに、これがベストバランスという判断があったのだろうと思われます。
1.6L直噴ターボエンジンは、最高出力103kW(140ps)/5800rpm、最大トルク240Nm(24.5kgm)/1400~3500rpmを発生 |
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