1007は、2年前のパリサロンで発表されたコンセプトカー、セザムの市販型といっていい。ボディは細かいディテールは違うものの、背の高いモノスペース(ルノーと区別するためかモノボリュームと呼んでいる)の3ドアというフォルムはセザムそのままだ。サイズはいまのところ3.73mの全長しか発表されていないが、全幅や全高はセザムの1.67/1.63mに近いだろう。



特徴はなんといっても、左右1枚ずつのドアがスライド式になっていること。プジョーはコンセプトカーの名前を取って、「セザム・ドア」とネーミングした。日本製ミニバン顔負けの電動開閉式で、リモコンキーでも操作できる。開口幅は920mmもあるから、リアシートへのアクセスも楽そうだ。



スライドドアのメリットは、狭い場所でも楽に乗り降りできること。同じクラスのシトロエンC2が、リアゲートを上下2分割にした理由と同じだ。ドアはこのクラスとしてはかなり長めだが、全開してもリアバンパーより後ろに張り出さないようになっているという。



インテリアは、3年前のジュネーブショーで発表されたコンセプトカーの「カメレオ」から、カラーコーディネイトを受け継いだ。なんと12色も用意されているとのことで、シートやドアトリム、ダッシュボードなど18ヵ所にこのカラーが反映される。こちらは「カメレオ・キット」と名づけられている。