Z33、完熟の域へ
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2007年1月にマイナーチェンジ。エンジン変更とともに、エクステリアの雰囲気もずいぶん変わった。インテリアの変更点は、グレー内装色の追加のほか、アクティブヘッドレスト採用、ヘッドレスト大型化など。また、ロードノイズ低減のためタイヤの銘柄がポテンザRE040→RE050Aに変更された |
VQ35HRエンジンは、最高出力313ps(230kw)/6800rpm、最大トルク36.5kgm(358Nm)/4800rpmを発揮2007年1月、さらに大がかりな一部改良が実施されました。エンジンはスカイラインに続いて、313psを発生するVQ35HR型エンジンに換装されたのが最大のトピックで、新エンジンを搭載するためボンネット中央にパワーバルジを設定。これによりエクステリアの雰囲気もずいぶん変わりました。また、ボディカラーにかつてのS30型Zのグランプリオレンジを彷彿させる「プレミアムパッショネイトオレンジ」が加わりました。
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2007年1月発売のバージョンニスモ。ここで紹介しきれないほど全面的に手が加えられている。これで439万円という価格設定は内容を考えると非常にバーゲンプライスとの評価さらに、オーテックジャパンがチューニングを手掛けた「バージョンニスモ」が設定されました。専用に補強したボディをもとに、空力や足まわりを磨き上げたこのクルマは、各方面より絶賛されました。また、スーパー耐久のホモロゲーション取得モデルとして、3.8Lエンジンを搭載し、各部をレース向け仕立てた「バージョンニスモ・タイプ 380RSコンペティション」が、2625万円という価格で発売されました。半年後には、その公道仕様が限定300台で発売されています。
翌2008年1月には、ボディカラーに深い輝きを放つ「プレミアムブレーズレッド」を設定するとともに、特別仕様車「タイプF」が発売されました。
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2008年1月、特別塗装色として「プレミアムブレーズレッド」「プレミアムサンシャインイエロー」「プレミアムミスティックマルーン」を設定。特別塗装色の料金は13万6500円。同時に、オーテックジャパンが手がけた上級仕様の特別仕様車「タイプF」(価格409万5000円~418万9500円)が発売された。そんなZ33も、まもなく次期モデルに移行します。一説では今年中、年末のロサンゼルスオートショーで初出し予定との情報もあります。Zというクルマは、日本だけにとどまらず、むしろ北米のほうが熱烈なファンが多いので、ニューモデルを待ち焦がれている人も大勢いるはず。筆者も非常に気になっていて、はたしてどんなクルマなのか、心から楽しみに思っています。