BMW初のV8ツインターボエンジン
xDrive50i の4.4L V8ツインターボエンジンは、最高出力300kW(407ps)/5500rpm、最大トルク600Nm(61.2kgm)/1750~4500rpmのスペックで、100kmあたりの消費燃料は12.5l/100km、CO2 排出量は299g/km。xDrive35iの3L直6ツインターボエンジンは、同じく225kW(306ps)/5800rpm、400Nm(40.8kgm)/1300~5000rpmで、燃費は10.9l/100km、CO2排出量は262g/km。この数値は、プレミアム4 輪駆動セグメントにおいて、最高レベルの燃費とCO2 排出削減量となる
走りのほうも大いに期待できそうです。日本に導入されるエンジンは、高精度ダイレクトインジェクションを採用した、BMW初のV8 ツインターボと、2007/2008 年エンジン・オブ・ザ・イヤーにも輝いた直6 ツインターボの2タイプとなっています。
BMWが提唱する「駆けぬける歓び」を最小限のエネルギーで追求する、「エフィシェント・ダイナミクス(Efficient Dynamics)」のもと、革新的なテクノロジーを用い、優れたパフォーマンスと、プレミアム4 輪駆動セグメントにおいて、最高レベルの燃費効率とCO2 排出量を低減したエネルギー効率、高い安全性を追求しています。
またX6には、BMW 初の「ダイナミック・パフォーマンス・コントロール」が標準装備されます。これは、リアアクスルの個々のホイールに駆動力を常時可変配分するという機構で、極めて進化したトラクションコントロール&横滑り防止装置と認識していただけばいいでしょう。
これら制御の介入は非常にすばやく行なわれるため、ドライバーは気づくことなく、ステアリングの正確性と、躍動感あふれる走りの感覚のみ味わえ、高い限界域まで維持されます。
というX6、高価なクルマではありますが、それ相応の価値と、これまでにない新しい魅力を身につけた高級車といえます。はたして日本のユーザーにはどのように受け取られるでしょうか? 非常に興味深いところです。
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