外から内からTTらしさを演出
ソフトトップを閉じたときのルックスも、これはこれで絵になる印象か |
そしてオープンにすると、TTらしく丸みを帯びたフロントとリアセクションが印象的に映ります。さらに、膨らみを持たせたホイールアーチやウエストラインがTTらしさを演出しています。
基本的にクーペモデルと共通に仕立てられたインテリアは、D字型のステアリングホイールや、センターに3連で設置された円形のエアコン吹き出し口など、スポーティなたたずまいとなっています。
そして、ロードスターでは2シーターとして特化し、前席後方に小さいながらも収納スペースを設定しています。もともとクーペのリアシートも、あってないようなものだったので、これでかまわないでしょう。
ソフトトップ採用の理由
オープンモデルながら、クローズドモデルに対し、重量増はわずか10kgにとどまっている |
シンプルな構造ゆえ開閉に要する時間も短く、オープンに12秒、クローズに14秒しかかかりません。しかも、50km/h以下であれば走行中でも開閉可能となっています。さらには、トランクルームを広く確保することもできるなど、ソフトトップならではのメリットもいくつも挙げられます。
オープンにして走行した際の風の巻き込みは、正直、最近のオープンカーとしては比較的大きいほうだと感じられました。もちろん、メッシュ状のウインドディフレクターを上げると、かなり改善されます。とはいえせっかくのロードスター、多少の風は、オープンエアモータリングの楽しみのうちと捉えていいのでは、と個人的には思いますが……。
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