毎年、お台場の東京ビッグサイトで行われていた「SIS東京スペシャルインポートカーショー」。今年はさらに規模が大きくなってモーターショーやオートサロンと同じ幕張メッセで、5月16~18日に行われました。今回の記事では、この輸入車ショーで見つけた気になる最新メンテナンス法をご紹介したいと思います。
塗装面を保護するプロテクションフィルム
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バンパーやヘッドライトに施工すれば、飛び石などによる傷を防止できる |
まず最初に紹介するのは、「ルーマー・ペイント・プロテクションフィルム」です。これは塗装面などに透明なフィルムを貼ることで、飛び石やちょっとした引っかき傷からボディを守ることができるというもの。フィルムは厚さ150μの超高透過ウレタンフィルムと衝撃を吸収する働きを持った粘着層からなるダブルブロック構造となっています。
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ドア回りなどもキズが付きやすいだけに、フィルムの有効な施工個所だ |
感覚的には、透明なカッティングシートを想像してもらえれば分かりやすいと思います。フィルムには伸縮性があり、曲面にもきれいにフィットしてしっかりと貼り付けることができ、長ければ5年くらいはもつ耐久性も備えているとのことです。ショー会場にはこのフィルムを施工したポルシェ911が展示されていましたが、パッと見ただけではフィルムが張ってあることは分かりませんし、光沢感のある仕上がりは見た目にも悪くありません。
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DIYで手軽にプロテクションフィルムの効果を体感できるトライアルキットも用意 |
気になる施工費用は、フロントバンパー一台分で約8万円ほどということですから、現状ではちょっとリーズナブルではないような気がします。そのため、最近のモデルで多く採用されている樹脂製ヘッドライト・レンズやドアを開け閉めするときに爪や指輪などで傷つきやすいドアノブまわり、ドアエッジなど、傷がつきやすい部分にピンポイントで施工するという方法もいいかもしれません。
このルーマー・ペイント・プロテクションフィルムはもともとアメリカの会社が開発したもので、日本にはここ最近になって本格的に導入され始めたものだといいます。施工は、磨き屋さんなどで行うことができるようですから、気になる方は以下の公式サイトで確認してみてください。
■ルーマーテクニカルアンドロジスティックス公式サイト
http://www.llumar.co.jp 次ページではその他の注目アイテムを紹介します