エアコンのチェックをやってみよう
梅雨に入ってジメジメした日々が続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?今回は、この時期から秋口まで大活躍する、エアコンのチェック法について紹介してみたいと思います。
カーエアコンのおおよその仕組み
まず、エアコンの仕組みをチョットだけおさらいです(僕もどうやって動くのか良く分かんないので・・・)。まず、どういう原理で冷やすのかというと、エアコンのガスが気化する時に周りの熱を奪う性質を利用しているようです。例えば、オフィスやパソコン用のホコリ飛ばしがありますが、中身はHFC134Aで現在のクルマのエアコンガス(中は液体)と同じです。この缶の注意書きにもありますが、噴射していると缶の温度が相当下がってきて、霜が付くこともあるくらいです。逆さにして、液を噴射させると、吹いたところが凍るくらいなのでかなり冷えることが分かります。でも、これでは一回こっきりで終わってしまいます。エアコンでは、気化したガスが奪った熱をコンデンサーという放熱器で大気に放出し、コンプレッサーで圧縮して液化させ循環するようになっています。これを室内のエバポレーターで気化させると、温度が下がって空気が冷える仕組み(のハズ)です。エアコンはガスの気化→放熱→圧縮→放熱のサイクルを繰り返すようになっているわけです。
ついでにいうと、カーエアコンでは除湿暖房が出来るのがミソで、エバポレーターで空気を冷やして余分な水分を取り、ヒーターで暖めることでガラスを曇らせずに暖房ができます。
エアコンのメンテナンスは??
エアコン自体はそれほどメンテナンスをする部分はないですが、いくつかポイントがあるようです。
室内フィルター
まだ、全車種採用というわけではないですが、室内の送風ファンとエアコンユニットの間にエアフィルターが付いているクルマがあります。外の排ガスやホコリ、花粉などを取り除くためのフィルターです。フィルターの目が細かくて詰まりやすいので要チェックです。冷えない、風が弱いなんて時は、フィルターを疑ってみましょう。外車では、ボンネット裏(ワイパー下あたり)のネットの中にフィルターが入っている場合もあります。各車種の取り付け場所は、オーナーズマニュアルなどを参考にしてください。
エバポレーター
