輸入車/注目の輸入車試乗レポート

銀幕で活躍する”名優”コンパクト(2ページ目)

銀幕の中で”名優”として大活躍しているコンパクトカーは大勢います。というわけで、今回は「映画の中に登場するコンパクトカー」のお話です。

三代 やよい

執筆者:三代 やよい

車ガイド

あの大衆車も名演

ビートル
世界一有名なコンパクトカーといっても過言ではないVW・ビートル。ニュー・ビートルの方も、「オースティン・パワーズ2」や「チアーズ」など様々な映画で活躍中です。

ジャック・ニコルソンの怪優ぶりが目に焼きついているという方も多いはずの「シャイニング」。スティーブン・キング原作、スタンリー・キューブリック監督のホラー映画ですが、その凝った映像美と演出方法は今見ても至極新鮮です。冒頭、ジャック・ニコルソン演じる主人公が運転するVW・ビートルが走っているところを、空撮で追いかけていくシーンは印象的。ただひたすら走り続けているだけなのに、「これから何かが起こるぞ」という雰囲気が満ち満ちているんですね。そういえば、厳密にいうとクルマではないのですが、主人公の子供がホテルの中を足こぎ自動車で走りまわるシーンもかなり恐い! 足こぎ自動車であれだけの緊迫感が演出できた映画は他に無いのではないでしょうか。

都会が似合うスマート

TSIエンジン
この小さなボディが、パリの混みあった街中を駆け抜けるのにはぴったりなんですね
最近の映画でいうと、「ダヴィンチ・コード」でのスマート・フォーツーの活躍ぶりは記憶に新しいところです。主人公のラングトン(トム・ハンクス)とソフィーが乗るスマート・フォーツーが、ルーブル美術館からパリの街を逃走。混み合ったパリの街中を、そのコンパクトな体躯を活かしてキビキビと走りまわる様は、とにかく圧巻です。スマート・フォーツーはつくづく都会の似合うクルマだと思わせられるワンシーンでした。

さて、国産コンパクトカーだってもちろん名画に登場しています。あの日本の名コンパクトがどんな映画に出ていたのかは、次のページで。
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