輸入車/注目の輸入車試乗レポート

銀幕で活躍する”名優”コンパクト

銀幕の中で”名優”として大活躍しているコンパクトカーは大勢います。というわけで、今回は「映画の中に登場するコンパクトカー」のお話です。

三代 やよい

執筆者:三代 やよい

車ガイド

銀幕で活躍する”名優”コンパクト

フィアット・500
日本ではルパン三世の愛車としても有名なフィアット・500。佇む姿がこれだけ絵になるのは”名優”たる証。だからこそ、「グラン・ブルー」の中でもあんなに味のある名シーンを演じきることができたのでしょう。

暖かな風と芽吹く花々が待ち遠しい季節ですが、もう春も間もなくです。ところで今年の春はコンパクトカー好きにとっても大変待ち遠しいものになりそう。なにしろ、メディアを賑わせている待望のフィアット・500MINIクラブマンがいよいよ日本へデリバリーされる予定なのですから。これだけキャラの立ったコンパクトカーが2台も上陸とあらば、これは注目せざるをえませんよね。そういえばチンクェチェントとMINIといえば、そのキャラの濃さゆえか色々な映画などに登場していることでも有名。もちろんチンクェチェントやMINIの他にも、銀幕の中で”名優”として大活躍しているコンパクトカーは大勢います。というわけで、今回は「映画の中に登場するコンパクトカー」のお話です。

クルマ好きにはたまらない「ミニミニ大作戦」

ミニ
「ミニミニ大作戦」(1968年)に登場したのは1967年型のミニ・クーパー。それ以外にもアストン・マーティンDB4コンバーチブルやジャガーのEタイプ・ロードスターも登場していました(写真は1962年のオースチン・ミニ・クーパー)

まずはなんといっても有名なのが「ミニミニ大作戦」でしょう。イギリスの大泥棒がイタリアはトリノに乗り込んで、金塊を強奪して3台のミニに積んで逃走するという名コメディですね。金塊を積んで逃走する3台のミニ。それを追う警察とマフィア。とくにパトカーのアルファ・ロメオ・ジュリアが散々ミニに翻弄されたり、冒頭にランボルギーニ・ミウラが登場したりと、クルマ好きには隅々まで見逃せないシーンがてんこ盛りです。2003年には新型ミニを使ったリメーク版の映画も公開されましたね。

絵になる500

フィアット・500B
こちらはかの名画「ローマの休日」に”出演”したフィアット・”トポリーノ”・500B。映画に登場したのはキャンバストップ付きでした
フィアット・500が登場する名画といえば、「グラン・ブルー」。ジャン・レノ演じるエンゾが乗るチンクは決して綺麗とはいい難いのですが、独特のサビ具合とヤレ具合がなんともいえない深い味わいをかもし出していました。ちなみに”チンク”の愛称でお馴染みのフィアット・500のルーツといえるのが、トポリーノ(小ネズミの意味)の愛称で呼ばれた500B。こちらはかの有名な「ローマの休日」で、カメラマンのアービングが乗るクルマとして登場しています。

次のページでも、あの傑作コンパクトカーの”名優”ぶりをご紹介します。
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