輸入車/注目の輸入車試乗レポート

新型カイエン&トゥアレグを披露(2ページ目)

新しいカイエンとトゥアレグ。VWアウディ・ポルシェ連合の兄弟関係にある大型SUVの新型が揃ってジュネーブショーで披露された。注目はハイブリッドだろう。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

ニュー・トゥアレグ・ハイブリッド

フロントビューカイエンと兄弟関係にあたるトゥアレグの新型もジュネーブショーで発表された。注目はやはりハイブリッドだろう。8.2L/100kmの燃費はカイエンハイブリッドよりも低燃費。全長4795×全幅1940×全高1709mm。少し背が低くなったが、全長、ホイールベースともに長くなっている新型トゥアレグで最大の注目株のハイブリッドモデルは、3.0L V6 TSIエンジンにモーターを組み合わせ、システム合計で380PS/59・2kg-mに到達し、100kmあたり8.2Lという低燃費と50km/hまではモーターのみの走行も可能だという。

ハイブリッドの設定は、大きく重いSUVなら当然の流れ、いまや必須といえるがボディサイズの拡大は日本のユーザーとしては残念だ。ただし、先代よりも208kgのダイエットを敢行したというから燃費や走りの面ではより期待がもてる。

ガソリンモデル

リヤビュー
空気抵抗の低減や8速ATの採用、208kgの軽量化などにより燃費を向上。レーンアシスト機能やブレーキアシスト付のクルーズコントロールなどの安全装備も満載する
ガソリンモデルは、3.6LのV8、3LのV6が用意される。他にも4.2LのV8ディーゼルターボも設定される。アウディはQ7のディーゼルを日本に年内にも導入するが、果たしてトゥアレグはどうなるか。アウディの注目はQ7のディーゼルだけでなく、Q5のハイブリッド。なお、新型トゥアレグの4WDは、トルセンLSDの4モーションが基本で、日本には導入されないだろうが、ディーゼルにはセンターとリヤデフを最大100%ロックできる「テレイン テック パケット」も用意される。

また、インパネの質感向上や後席スペースの拡大、ボディに装着された4つのカメラ映像をドライバーに届ける「エリアビュー」など、新しい安全装備、運転支援装備も装備しているという。

日本への導入は年内になるかは未定だが、欧州では4月から店頭に並ぶそうだ。ハイブリッドを含めていち早い導入を期待したい。

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