輸入車/注目の輸入車試乗レポート

ジュネーブを沸かせたミニバン・SUV(2ページ目)

日本車では今年プレマシーやセレナ、エルグランドなどの新型が登場する見込みだが、欧州勢のミニバン・SUVもかなり元気。今年から来年市販化される注目車をお届け。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

やはり登場MINI版クロスオーバー

フロントビューサイズは全長4097mm、ホイールベース2595mmと現行ゴルフに迫る長さで、ホイールベースはゴルフよりも長い。後席の居住性や荷室の積載性はミニだから仕方ないと割り切るレベルではなく、実用車としても十分に通用するサイズを確保しているのは明らか以前から導入が噂されていたのが、MINI Countrymanだ。なお、日本での車名はカントリーマンではなく、別の車名になるという。

サイズは全長で4mを超えるからもはや「MINI」ではないが、同ブランドの神通力は強力なだけに、当然使える物は使うのだろう。少しばかり節操がない気もするが、派生モデルはどのメーカーもやっていることで、MINIがもつスタイリングの世界観をこうしたクロスオーバーでも味わえるのは、ユーザーとしては歓迎だ。

こちらも回生ブレーキを採用

シート
シートは3人掛けのベンチシートも後席に設定する。背もたれを完全にフラットにできるようで、荷室は350Lから最大1170Lまで拡大できるという。1170mmは小さめのミニバン顔負けの広さだから、積載性にもかなり気を配っているのがよく分かる
新型ミニ・カントリーマンはガソリンを3つ、ディーゼルを2つ用意し、回生ブレーキやアイドリングストップ機構も備えるという。欧州メーカーもCO2排出量の総量規制による罰金対策として燃費向上は急務で、回生ブレーキとアイドリングストップ機構は近いうちに、ABSやエアバッグなどと同じようにクルマには当然の装備になってくるのかもしれない。

バリエーションはクーパーSカントリーマン、クーパーカントリーマン、Oneカントリーマンのほかにディーゼル搭載車2機種と他のMINIと同様といえるものだが、オプションでフルタイム4WDを設定するなど、クロスオーバーらしい装備も設定している。日本導入時期は未定だが、2011年中には上陸するはずだ。

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