SUBARU(スバル)/エクシーガ

エクシーガに特別仕様のSTIが登場(2ページ目)

スバル初のオリジナル3列ミニバン、エクシーガにSTIが手がけるエクシーガ「2.0GT tuned by STI」が加わった。あのボクサーサウンドが復活するなど見どころ満載だ。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

これぞボクサーサウンド!

エンジン搭載エンジンは、2.0Lの水平対向4気筒DOHCターボ。組み合わされるのは、スポーツシフト付の5速AT。欲を言えば多段化か2ペダルMTの設定が欲しいところ。STI製タワーバーがエンジン内に、リヤにもタワーバーを備えるエンジンはターボのみのラインナップで、エンジン自体には手を入れられていないが、パワー的には十分以上。「I」でも街中なら普通以上に流せるし、「S」にすれば高速で流れをリードできる。「スポーツシャープ」なら吹け上がりが軽やかになり、爽快な加速感を味わえる。

さらに、STI製のスポーツマフラーの装着で、あのボクサーサウンドが演出として加わっているのはSTIを買ったんだなという喜びを味わえそうだ。アイドリング時や加速時に不等長不等爆時代を彷彿とさせるサウンドが聞こえてくるが演出過大ではない。早朝の住宅街を抜けるのをためらうほどではないから、乗り心地と同様にミニバンとしての資質は十分。しかもSTIらしさがあるのがうれしいところ。

ハンドリングにも手応えが

マフラー
STI製のマフラーは見た目もサウンドもノーマルとはひと味違う。派手すぎず大人の雰囲気といえるだろう
エクシーガのよさは、デビュー時からマイルドな乗り味にあったが、9月のマイナーチェンジでとくにコーナーでも踏ん張りが効くようになり、STIはさらに足腰がしっかりしているのが朗報だ。エクシーガSTIは、首都高にあるようなRがキツイのに通過速度がそこそこ高いコーナーでもリヤが逃げ出す気配は皆無で、デビュー時の欠点を見事に消し去っている。しかもノーズが思い通りインに入っていくからコーナーで膨らんでしまうような無様な姿をさらすこともないし、4WDらしい安定感も両立しているのが素晴らしい。タワーバー装着の効果も感じられる。

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