SUZUKI(スズキ)/スズキ

パレットSWは起爆剤になるか!?(2ページ目)

スズキ・パレットの改良と同時に追加されたパレットSW。好調のダイハツ・タントに追いつき追い越せるか。新モデルの追加とビッグマイナーというべき意欲的な改良に注目だ。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

自然なニュートラル機構

インパネ
翼を広げたようなロア部が印象的なスポーティな造形は、質感もまずまず。軽カーでは初の保冷機能付助手席アッパーボックスの採用など、収納は豊富だ。バックモニター付CDプレイヤーはメーカーオプション
気になる副変速機付CVTとアイドルニュートラル。まずCVTはスムーズな加速が印象的。音が高まるばかりで加速感が伴わないという、ありがちな欠点は見当たらない。後者は耳を澄ましていればアイドル音が若干低くなり、振動も控えめになったかなと気がつく程度で、ラジオをつけていると違いを実感できないかも。一見ありがたみは少なそうだが、DとNレンジの切り替わりはスムーズそのもので発進性も極めて良好だ。燃費計測はできなかったが、実燃費向上の切り札になるに違いない。

ライバルに追いついた

リヤシート
後席は165mmのロングスライドが自慢。後席は背もたれを前倒ししてシートごと床下に格納する。助手席も格納できるのでかなり長い物も積める
購入条件がKカーで、最大限広キャビンとカーゴスペースが欲しいとなると、タントかこのパレット/パレットSWは外せない選択肢になるはず。個人的にはボディのしっかり感も走りの上質さもタントが一枚上手だと思っていた。しかし、新しいエンジンとCVTを手に入れたことで、その差はまったく感じさせない。

デザインやドア形状は個人の好みだと思うが、両側スライドドアでも実用性は十分に思える。最初からこれくらいの商品力でデビューさせて欲しかったというのが、マイナーチェンジ後のパレット、新規パレットSWへの正直な感想で、マイナー前に買ったユーザーは少々気の毒だが、これから購入を考えている人には大歓迎の商品力アップといえるだろう。

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