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スカイライン・クロスオーバーは何者?(2ページ目)

スカイライン・クロスオーバーがデビューした。イチロー選手をCMに起用し、主査もスカイライン・クーペなどと同じ大澤氏。ムラーノもあるのに、またSUVの登場理由とは?

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

クーペでは狭い人に!?

インテリア
SUV的ではないセダンや乗用車ライクのインパネだが、今どきの街乗りSUVでは珍しくはない手法。高級感やセンスという意味ではアウディQ5や間もなく登場のボルボXC60には及ばないかも。クーペでは狭いが、セダンではコンサバ過ぎるという人にアピールか
クロスオーバーやらハイブリッドやら、何かと何かを組み合わせるのがトレンドだからスカイライン・クーペを上方向に引っ張ってSUVに仕立てた、というのも分からなくもない。スタイルは確かにカッコいいから文句はないが、現行というよりも先代のスカイライン・クーペのような、世界的に見てもかなりいいのでは!と思わせるほどのインパクトもないのだ。まぁ、FXなどに通じる印象もあるからだろう。

後席や荷室もクーペよりも使い勝手が向上しているのは当然だから、主査の大澤さんもフーガの時のように、ゴルフバッグを積んでどこかに出かけるのだろうか。

便利そうな機能も

アラウンドビューモニター
バックを始める位置やステアリングの舵角などを教えてくれる「アラウンドビューモニター」は前進・後進ともにフォローするワイドビューカメラを採用。ナビに登録した地点でクルマが停止すると自動的にフロントカメラにも切り替わるという
試乗記は次回に譲るが、装備を見ていくと、後席背もたれの電動復帰タイプやエルグランドなどでお馴染みのアラウンドビューモニター最新版などが採用されている。さらに、先行車に近づきすぎると警告する機能や追従走行が可能なクルーズコントロール、十数年前から研究・開発してきた車線逸脱警報や防止支援システムなどの安全装備も満載だ。

装備も魅力ではあるが、スカイラインの名前を冠した以上、スタイルと走りが憧れの対象でなくてはならないはず。欧州勢を中心として強烈なライバルが待ち受けるSUV、クロスオーバーだけに、たとえば「スカイライン対BWM M3」などと同じかそれ以上にその出来が気になる。

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