日本素材を使ったフレンチ
ルノー・コレオスはニッサンとの提携をフル活用したニューカマー。SUVとは名乗らずルノー初のクロスオーバーと謳う。本格4WDモデルであり、CVT搭載車と見どころは数多い。全長4525×全幅1855×全高1710mmというディメンションはVWティグアンより大きく、アウディQ5より小さい。輸入SUVではコンパクトな部類に入るが、エクストレイルよりも横幅は70mm幅広だ |
2500ccエンジンにCVT、4WDというパッケージはニッサンとのアライアンスがあって実現した組み合わせだが、乗ってみるとそこはやはりルノーらしいフレンチタッチが感じられ、しかし、時々ニッサンの味わいも顔を出すという、いままでありそうでなかった料理に仕上がっている。CVTやサスペンション形式、4WD機構などニッサンの素材をベースにしながらも味付けはフランス人シェフが徹底してこだわっており、そうした成り立ちを知らなければ、よくできたフランスのクロスオーバーとしてすんなり乗れるかも!?しれない。
日本仕様への配慮
メガーヌなど乗用車がもつダイナミックなスタイルと走りを採りいれたというスタイル。SUVだが、スマートで泥臭さとは無縁なのはいかにもルノーらしい。全長はコンパクトとはいえ、1855mmの全幅は住宅街では多少気を使う |
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