らしさは健在
質感は307時代よりも着実にアップ。メーターも高級感があり好ましい。インパネの造形はよくいえば開放的。逆に言うと素っ気なさも多少感じさせる。純正オーディオの操作性がもう少しで、もしオーナーになったら市販品に交換するはず |
3列目は非常用
2、3列目シートは背もたれも倒せるから、シートをはずさなくても荷室の拡大は容易だ |
積載性は3列目が付いたままだと、7人全員の荷物を載せるのは難しいだろう。大人5人までなら3列目をはずせるので、収容力が増すし、トノカバーの収納もできるようになった。2列目もはずせるが、シートバックが倒れる。ワゴン的に使うなら3列目をはずして、それでも不足なら2列目のシートバックを倒せば段差が残るものの、収容力は高まる。
プジョー308SWのライバルを日本車にも求めると、その数は多くなる。シートの操作性などの面では、日本勢は重箱の隅まで突っついたカラクリ状態なので、及ばないかもしれない。しかし、プジョーらしいスタイルや高速道路での走り、出来のいいシートなど、ロングドライブが多い人には一考の価値があるだろう。「プラス2」でも3列を備えるのも魅力に感じる向きもあるかも。
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