プジョー/プジョー

ロードインプレッション プジョー607

昨年秋の東京モーターショーで日本デビューを果たし、予約受付を始めたプジョーのフラッグシップ607にようやく試乗することができた。久しぶりに進化したビッグプジョーの乗り味は……。

執筆者:森口 将之



昨年秋にお伝えしたように、日本仕様の607はコンフォート(上)とスポーツ(下)の2つのグレードが用意される。メカニズムはまったく共通。コンフォートはウッドパネルと本革シートで室内をドレッシーに装い、対するスポーツはホワイトメーター/カーボン調パネルでクールに演出。外観はアルミホイールが16インチから17インチに変わる。ハンドル位置はコンフォートは右のみ、スポーツは左右両方だ。


ルノーやシトロエンはたとえフラッグシップでもハッチバックを採用するが、607は旧型にあたる605がそうだったように3ボックスの4ドアセダンとなる。フロントマスクからリアエンドまでを柔らかい曲線でつなげたフォルムは、長めのトランクのおかげでエレガントな雰囲気だ。サイズは4875×1830×1460mmと、先頃ヨーロッパでデビューしたメルセデス・ベンツEクラスよりも大きい。
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